2017年03月02日

【レオ】ラファエロ 〜「ルネサンスの歴史(下巻)」より〜




レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、と来たら、ラファエロを書かないわけにはいかないですよね〜。




ということで、「ルネサンスの歴史」から、ラファエロのエピソードをひっぱり出そうとしたんだけれども、



ダ・ヴィンチやミケランジェロと違って、ラファエロは若死にで、わずか37歳で亡くなってしまっています。



なのに膨大な作品を遺している。音楽家でいったら、モーツァルトのような天才肌の人だったんでしょうね。とはいっても、ダ・ヴィンチやミケランジェロも、若いうちから天才的な才能を発揮していたから、3人ともが天才肌なんだろうけども。




ラファエロの名は高まり、教会、修道院、公私の団体から注文が殺到した。若い画家は昼夜兼行で制作にあたった。

かれを仕事から引き離すことが出来たのは、女性の魅力だけだった。かれは、褐色の髪の愛らしい感じの女を特に好んだ。美青年で、粋で、気前がよかったから、女はいくらでも集まってきた。

((中略))溢れるばかりの才能がある上に、物腰が柔らかだったから、同僚の好感を買った。



ダ・ヴィンチも美青年だったそうですが、ラファエロも美青年。ミケランジェロだけが、そうではなかったらしいね〜。



けれども、同じ美青年でも、ダ・ヴィンチは女性に関心なし、だったみたいだし、ミケランジェロも感心なさそうなので、恋に生きたのはラファエロだけ、みたいな感じでしょうか。



ラファエロは、先輩であるダ・ヴィンチとミケランジェロ、双方の画風から影響を受けているそうですが、その生き方は二人とは違って、まさに自由奔放のルネサンス人。



それゆえ、



その時代には、ミケランジェロやレオナルドよりも、ラファエロの方が受けた。かれの方が、生き方においても、芸術においても、その時代の理想をよりよく代弁していたからである。


と、モンタネッリは、ラファエロのことを評しています。



女遊びが過ぎて早死にした、とも書かれちゃっていますけどね(笑)。



ラファエロには、女性を描いた絵が多いですが、その表情は柔和で、優しさが滲み出してくるような、そんな画風ですね。




わたしがいちばん好きなラファエロ作品は、↓「アテネの学堂」ですが、



WS000303.JPG



この絵には、歴史上の有名人が沢山描かれているんですよね。




WS000302.JPG



ギリシアの三大哲学者を中心にして、それ以前のピタゴラスやヘラクレイトスもいるし、智慧の女神ミネルヴァ(アテネ)とアポロンがいますね。科学者のアルキメデスもいる。



如来がめじろおしです(笑)




他にも、ゾロアスターとか、プトレマイオス、パルメニデス、ヒュパティア、なども描かれていて、ラファエロ本人もちゃんと中に入っています。




プラトンとアリストテレスが、中央で並んで歩いてきていますが、これには次のような意味があるそうです。




WS000304.JPG

天上界の理念を重視したプラトン哲学と、地上の事物の研究に比重が多いアリストテレス哲学の違いが、二人の指先の指し示す方向によって表されているのだとか。



 



一流の絵画は、奥が深いんですね。パッと見た印象だけではなく、その絵に秘められた多くの秘密を知ってこそ、いっそう深い観賞が出来るのかもしれません。



 



 










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posted by ガンレオ at 07:55 | Comment(0) | レオブログより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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